10歳までの子育てが、子どもの将来を決めると言われる理由。

かぞく開発研究所

親の関わり方をちょっと
変えるだけで、子どもの将来は
大きく変わってくる

ノーベル経済学賞を受賞しているシカゴ大学のヘックマン教授らによる研究によって、学力で代表される「認知能力」だけではなく、最後まであきらめずに物事に取り組む力、知的好奇心、自制心、楽観的なものの見方といった「非認知能力」が、年収や学歴や健康状態といった社会的な成功に大きな影響を与えていることが、明らかになってきました。
こういった「非認知能力」は、子ども時代の親からの関わりや、日々の体験を通して、高めることができます。ハーバード大学の児童発達研究センターの研究結果でも、親のちょっとした関わり方の違いによって、ストレス対処能力などの、子どもの非認知能力の発達に大きな差がでてくることがわかっています。

例えば、こんなとき、
子供にどう関わればいいのか?

  • 約束した時間を過ぎても、動画をずっと見ている
  • 散らかしたままで、何度言われても、自分から片付けない
  • 思い通りにならないことがあると、
    すぐに癇癪を起こして、叫んだり、暴れたりする
  • 自分の失敗や過ちを認めようとせず、嘘をつく
  • 負けるのが嫌でゲームをしなかったり、
    負けそうになると途中で投げ出したりする
  • お母さん離れができず、登園時にいつも泣いている
こういった状況を放置してしまうと
子どもの将来にどんな影響がでてくるのか?
前述のような状況は実は子どもの非認知能力を育む上で非常に重要な場面です。
これらの場面で親が適切に子どもに関わり非認知能力がしっかり育まれたかどうかによって
その後の成長や将来が大きく変わってきます。
将来への影響01 将来への影響02

10歳までの親の関わり方によって、
子どもの将来は大きく変わる

前述のヘックマン教授らによる研究によると、子どもが就学する前に、適切な関わりや環境を持つことが、子どもの非認知能力を高める上でも、その後の人生においても、決定的に大きな影響を与えることが明らかになっています。また、脳科学の分野でも、頭の使い方の基礎は、脳の前頭葉がほぼ完成する10歳まででほとんど決定されると言われ、10歳までの子どもに対する親の関わり方や育て方が、重要視されるようになってきました。

実際に、神戸大学の西村和雄教授らの研究グループが1万人を対象に実施した調査では、支援型や厳格型や迎合型といった親の子育てのスタイルが、子どもが大人になった時の人格形成や年収などに影響を与えていることが明らかになっています。年収、学歴、幸福感のいずれにおいても、トップとなったのは、親が子どもを見守りながら自立を促す「支援型」のスタイルで育てられた子どもで、親が主導して子どもに教えたり指導する「厳格型」の親や、子どもの好きなことを親子で一緒に行うことを重視する「迎合型」の親に育てられた子どもは、「支援型」と比べて、倫理観や社会性が低くなり、打算的な傾向が強くなるという結果が出ています。

20年前と比較して、親の果たす役割が、より重要になってきている

20年前と比較して親の果たす役割が
より重要になってきている

博報堂生活総合研究所の生活定点調査や、日本生産性本部の「メンタルヘルスの取組み」に関するアンケート調査の結果を見ると、10年20年前と比較して、自分の力に自信を持っている若者の割合が約2割減り、心の病を患った若者の割合が三倍近くに増えていることがわかっています。
実は、下記のような様々な社会環境の変化によって、こういった子どもの非認知能力が、だんだんと育まれにくくなっており、これまで以上に、親から子への関わり方や、子育てにおいて親の果たす役割が、より重要になってきています。

このワークショップに参加することで、得られることは?

01

子育てを、科学的根拠に基づいて学べる

子どもが、精神的かつ経済的に自立した人間に育っていくためには、「そもそも、子どものどんな心と力を育んでいく必要があるのか?」「子どもの心と力を育んでいくために、親として、日々の生活の中で、どう関わっていけばいいのか?」について、科学的根拠に基づいた内容を、具体的に学ぶことができます。

02

いまの子育てのやり方を確認できる

ワークや他の参加者との話し合いを通して、「現時点での自分自身の子育てのうまくいっている点と、さらに良くしていける点は、どこか?」が明確になり、明日からの具体的な実践につなげることができます。

03

一流企業で採用された最新の学習手法を通じて、楽しく学べる

数々の一流企業で採用されている弊社独自の学習手法を用いているため、講師の話を聴くだけでなく、参加型のワークがあり、楽しく学べます。

参加者の感想

改めて家族とともに
歩んでいくことが
大切だと感じました

Iさん:40歳

今まで子育てを体系的に学ぶ機会はなかったので、新鮮であると同時に、とても分かりやすく納得感のある内容でした。特に10歳までの子どもとの関係性がその後に大きく影響するという話は印象的でした。講義内容では、特に「親に求められる子どもへの7つの関わり方」が、全く実践できていないことがよく分かりました。1項目ずつ目標を作って、関わり方を改善していき、子どもの成長を後押ししていきたいと思います。また、今回、夫婦二人で参加できたのが、とてもよかったです。ワークショップを終えた後、夕食を二人で食べた時にも、子どもの良い点を伸ばしていくにはお互いどうしていけばいいかを同じ目線で語りあえて楽しかったです。改めて、家族と共に歩んでいくことの大切さを実感しました。

妻が子育てに悩んで
いる時に一緒に考え
られるようになった

Kさん:36歳

子どもの成長段階に合わせた関わり方があるということを学ぶことができた。一番大きいのは妻が考え実践してきたことを的確であった事を学びの中から俯瞰できた事。学ぶ前は自分もやっているつもりだった。学んだあとは、子どもの成長段階を確認し合うことで、妻の気持ちに寄り添い、子育てに悩む時にも一緒に考えられるようになった。

立育ワークショップの詳細

10分
はじめに
20分
どんな人間に育ってほしいか、育ってほしくないか? あなたが願う子どもの成長像(ワーク)
子育てがうまくいかなかったときに、後から起こってくる問題
4時間20分

昼食休憩60分
子どもの成長を促進する親の具体的な関わり方とは? 場面別の親の関わり方の検討(対自分,対他者,対物事)
質疑応答
途中、昼食休憩
40分
まとめ 自分自身の今の子育てのやり方の振返り
講師からのまとめ

講師略歴

相馬 彌生(子育てカウンセラー)

公立小学校教員歴15年、学校相談員歴15年を通じて、1万人を超える子育ての相談に携わる。現在は、子育てカウンセラーおよび保育士養成の講師で、多くの著名人に対して、子育てカウンセリングを行っている。子どもの個性を伸ばすための関わり方に関して、小中学校の職員研修や小中学校のPTAの家庭教育講座で、教員や保護者向けに、多数の講演やセミナーを行っている。

立育ワークショップ開催情報

開催日時

次回開催日調整中

参加条件
10歳までの子どもを持つ保護者の方
参加費
15,000円
募集人数
20名
開催場所
パフォーマンス・レバレッジ セミナールーム 
最寄駅:落合(東京メトロ東西線)
東京都中野区東中野3-15-22 石井ガーデンマンション2-201
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