マネジメントの強化
経営環境の変化が加速していることにより、変化に対応するための経営層や顧客からの要請が増えるだけでなく、就業意識の変化に伴う部下に対するマネジメントコストも増大し、管理職の業務負荷は、ますます大きくなっています。また、チーム全体の業務量が増えることによって、プレイングマネジャー化が促進され、管理職が、そもそものマネジメント業務に割いている時間が、大きく減っているのが現状です。その上、組織のフラット化により、ミドルマネジャーが支援する部下の数が増え、一人ひとりに対して、十分な時間が取れていない場合も少なくないようです。
管理職が、そういった経営環境の変化に対応していくためには、今までのマネジメント方法を、根底から変えていく必要がありますが、多くの企業でうまくいっていないように見えます。というのも、管理職に対して、新任時以外の研修をほとんど実施していない企業もまだまだ多く、10年以上も、企業から、自らを成長させていくための支援を受けていない管理職も少なくありません。管理職が育っていないため、経営層からの直接的な指示が強くなり、その結果、ますます管理職が育たない、という悪循環も起こっているようです。
これらの課題に対して、私たちが推奨しているのは、「管理職が継続的に成長&変化していける流れ&仕組みの構築」です。目の前の業務に追われて、管理職に本来求められる役割を、果たせない人が増えている現状では、成長を個々人の自己啓発任せにしたり、新任管理職研修のような単発イベントの研修をやるのではなく、管理職の成長を、一連の流れとして、支援していくことが重要です。管理職に求められていることを知る機会だったり、マネジメントに関する新たな手法や知識を学ぶ機会だったり、自分自身の行動や部下&チームの状況を客観的に振返る機会であったり、管理職同士でお互いに学びあう場であったり、様々な方法を組合わせながら、管理職がその役割を果たせるようになる支援を体系的に行っていくと、管理職の成長は大きく変わっていきます。
実現したい変化
Before
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管理職の成長が、個人任せになっていて、優秀な管理職とダメな管理職の力量差が大きい
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問題のある管理職のマネジメント力を改善強化していく仕組みがない
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管理職に求められる役割が変化しているのに、新たな役割を理解していなかったり、スキルが不足していたりして、昔ながらのやり方を変えられていない
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管理職もプレイヤーとして働かざるをえなくなり、部下の指導育成やチームマネジメントに時間をかけらていない
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経営層のトップダウンが強く、次世代の経営層&管理職が育っていない
After
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管理職に求められている役割行動が明確になっていて、それに照らし合わせ、管理職個々人が、自分自身の課題を理解し、強化改善しようとしている
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管理職に対して、新任時以外にも、継続的な成長のための機会や場を提供し、管理職自らも、自分自身を高めようとしている
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限られた時間の中で、チームとしての成果を最大化するための行動が、管理職としてとれている
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部署間&組織全体の課題の解決に取り組みながら、次世代の経営層に相応しい力を、管理職が強化している
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