変革&戦略の推進
他社や外部環境に関する情報収集を、ほとんど行っていないため、自組織の課題にそもそも気がついていない組織は、少なくありません。また、課題の認識はしていても、具体的な解決方法がイメージできないために、組織の変革が進んでいない組織にも、これまで多く出会ってきました。こういった組織では、今までのやり方ではうまくいかなくなった時に、「責任者の交代」「度重なる組織変更」「精神論的な原点回帰」等を行い、その状況を打開しようとします。しかし、根本的な原因を把握せずに、安易な解決策を試してみても、状況は変わらないどころか、より一層悪くなるばかりです。こうした状況を打開するためには、個々の課題に対して、モグラ叩きのように、個々の対策を講じるのではなく、現状や組織の課題構造を把握した上で、抜本的な変革を行っていく必要があります。
こうした課題に直面している組織に対して、私たちがまず行うのは、「組織の現状と課題構造に対する共通認識と危機感の醸成」です。多くの組織で、上下間や部署間での連携や役割分担がうまくいかず、他責になってしまう大きな原因の一つは、組織課題の全体像を把握している人がいないことです。まず、自分たちの置かれている状況や課題が発生している構造に関して、事実を押さえ、関係者全員で同じ認識を持つことが最優先になります。そのために、ヒアリングやアンケートやサーベイなどの定性面、売上利益構成や人員構成や退職者数などの定量面と、その両面から、組織の状況を把握分析し、その後、ワークショップを通して、関係者全員の共通認識につなげていきます。次に、課題が明確なのに、変革や改善が進んでいない部分については、解決のための情報やスキルが不足している場合が多く、私たちが、その情報やスキルを補完するように支援しつつ、社内のプロジェクトメンバーと一緒に、変革のプロジェクトを進めていきます。こうした支援を通じて、循環すればするほど、組織が良くなっていくような組織構造を構築することが、変革の最終的なゴールとなります。
実現したい変化
Before
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組織の中に情報や知識がないため、それが問題だということや、自社が他社より遅れていることに、気がついていない
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トップダウンの風土が強く、現場の現状とマッチしていない施策を繰り返すことで、現場が疲弊している
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部署間にまたがるような課題に対して、責任のなすりつけ合いをしていて、根本的な解決につながっていない
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「悪いのは会社や上司や部下」と他の誰かに責任転換し、管理職や従業員が、自らの課題や役割を直視していない
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事業の急激な成長に伴い、採用を増やしたが、組織の中で、今まで起こっていなかった様々な問題が起こるようになった
After
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組織内外の必要な情報が、経営層や管理職に集まってくる流れができていて、それを踏まえて、適切に意思決定できている
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現場の実状が経営層へ、経営層の方針意図が現場へ、相互に適時届いていて、上下間の情報共有や連携がうまくいっている
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部署間や組織間の役割分担が明確に整理&共有されていて、狭間にあるような課題に関しても、解決プロセスが予め定まっており、適切に解決できている
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組織課題に対して、経営層、管理職、従業員のそれぞれが、果たしていく役割が明確になっていて、分担連携しながら進めている
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組織の急拡大によって必要となる、仕組制度や施策が明確になっていて、順次、実行&構築できている
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